知ったかぶりをするより、無知を演じる方が人生が豊かになる

働き方

僕が思うに、上手く世渡りをするために必要なのは、莫大な知識や知恵ではなく、自分の能力を能力と自分の能力を勇気なのではないだろうか。

まお
まお

どういうこと?

無知なくせに、自分には知識があると勘違いし、賢い人間な振る舞いをしても、直ぐに「けの皮」はがされ、恥をかくことになるのである。無知なら無知の振る舞いがあるし、無知であることを怖がってはいけない。知識の量など、世の中の序列には関係はない。無知な人間ほど、変なプライドでをするのだ。

まお
まお

なんか、腹が立つ・・・

つまり、無知であることを認知し、自らの無知を認め、その謙虚けんきょさがあるから、知識を求めるための行動ができるのである。そもそも、知識や知恵は自ら求め、獲得しようと画策かくさくし、知識を獲得する行動を起こさなければ、手に入れることができない。無知だからこそ、学び、いつの間にか知識や知恵を身につける。知識の獲得とはなのである。

だが、多くの人は無知であることを隠そうとする。無知であることが恥ずかしいと思うからだろう。それは分かる。分かるのだが、無知を隠そうとすることは、成長の機会を逃すことになる。なぜなら、周りの人は「あの人はすでに知っているだろう」と考え、新しい知識を教えてくれなくなるからだ。結果として、その人は本当の意味で無知なまま取り残されてしまう。

まお
まお

うむ。分かる・・・

これは職場でよく見られる光景である。新入社員が「分からないことは分からない」と素直に認めると、先輩社員は丁寧ていねいに教えてくれる。しかし、知ったかぶりをする新入社員には、誰も近づかなくなる。そして、基本的なことも理解できていない状態で、より複雑な業務に直面することになり、最終的に大きな失敗を引き起こしてしまう。

ひらめ
ひらめ

可愛げがない

人間には誰しも、得意分野と不得意分野がある。これは当然のことであり、すべての分野に精通している人などいない。専門家と呼ばれる人々でさえ、自分の専門外のことについては素直に「分かりません」と言う。それが、プロフェッショナルとしての誠実さなのだ。

また、自分の能力を過大評価することは、他者との関係性も損なう。なぜなら、そういった態度は往々にして傲慢ごうまんさとして受け取られるからだ。謙虚さを失った人間は、周囲から孤立していくことになる。

まお
まお

確かに・・・

重要なのは、自分の現在地を正確に把握することだ。それは、地図を持って目的地に向かう時と同じである。現在地が分からなければ、どちらに進めばいいのかも分からない。自分の能力の限界を知ることは、成長への第一歩なのだ。

しかし、ここで注意しなければならないのは、自分の能力を認知し認めることは、決して諦めることではないということだ。むしろ、それは新たな挑戦への出発点となる。自分には何が足りないのか、何を学ぶ必要があるのかが明確になれば、具体的な行動ができる。

まお
まお

そうだね

他人と比較することにも意味はない。なぜなら、人それぞれに異なる人生があり、異なる経験を積んでいるからだ。重要なのは、昨日の自分と今日の自分を比較し、少しずつでも成長を実感することである。少なくとも僕はそう思う。

社会に出れば、様々な場面で自分の能力の限界に直面する。その時、必要なのは限界を認めることではなく、限界を知った上で、それを超えるための努力をする勇気である。限界を認識することは、決して弱さの表れではない。むしろ、それは自己を深く理解している証なのだ。

さらに、自分の能力を正しく認識することは、他者への理解も深める。自分にも不完全な部分があると認識できれば、他者の不完全さにも寛容かんようになれる。これは、より良い人間関係を築く上で重要な要素となる。

まお
まお

深い・・・

人生は長い旅路である。その道のりで、僕たちは常に新しい課題に直面する。その時々で、自分にできることとできないことを見極め、必要な知識や技能を獲得していく。

結局のところ、世の中で成功している人々は、自分の能力を正確に把握し、足りない部分を補うために努力を惜しまない人々なのである。彼らは、自分の無知を恥じるのではなく、それを学びの機会として捉えている。

そして、このような態度は、周囲の人々からの信頼も生む。なぜなら、自分の限界を正直に認め、学ぼうとする姿勢は、誠実さの表れだからだ。その誠実さこそが、長期的な信頼関係を築く基礎となる。

まお
まお

そうだね

自分の能力を認知し認めることは、決して消極的な態度ではないということだ。それは、より良い未来への第一歩であり、真の成長への扉を開く鍵なのである。私たちは皆、完璧ではない。だからこそ、その不完全さを受け入れ、それを乗り越えようとする努力が、人生を豊かにしていくのである。

僕は無知を認め、無知であるからこそ、謙虚に他人から学ぶ。

(了)

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